〜冷房期の正しいエアコンの使い方〜

こんばんは。

 

 

梅雨は明けたようですが、
ジメジメした気候は
どうにかならないものですかね。

 

 

さて本日は高気密高断熱にお住まい
の方から、こんなことがありました。

 

 

冷房が効かないと…

 

 

 

 

弊社の現在建てている住まいは
UA値0.46つまりHEAT20の
G2グレードを標準として
建てていますが、こうした
高気密高断熱の住まいは
住まい方が重要です。

 

 

 

 

そんな話を今回は
したいと思います。

 

 

 

冷房が効かなかったのは
フィルターが目詰まりしていて
効かなかったので埃をとり
効いている状態です。
一安心しました。

 

 

そのお宅も弊社で採用している
床置きエアコンを床下に
組み込んでいるのですが、

 

 

 

 

 

冷房時は当たり前ですが、
冷気を出します。

 

 

 

 

 

その冷気は重いので
ここが重要なのですが、

 

 

 

 

 

「冷気は重い」ということを
再認識していただきたいのです。

 

 

 

 

 

 

前にもお伝えしましたが、
コンビニのアイスコーナーを
ご覧になった方も多いと思いますが、
今のアイスコーナーは蓋が
ありませんよね!?

 

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上記の写真のように冷気は
重たいので外に逃げません。

 

 

 

 

アイスコーナーは冷気が重たいので
外に逃げていかない原理を
利用しています。

 

 

 

 

 

それと同じ原理で
冷房の冷気は重いので
下に溜まる傾向にあります。

 

 

 

 

 

 

その冷気が足元に溜まった
ままでは顔の付近の温度は
本来の涼しさを実感する
ことが出来ないのです。

 

 

 

 

 

足元に溜まりがちな冷気を
サーキュレーターや
シーリングファンで
動かしてあげる必要が
あります。

 

 

 

 

 

 

 

吹き抜け等がない場合で
シーリングファンがない
場合はサーキュレーターで
床面に溜まっている冷気を
叩きつけてふわっと上げて
上げると顔付近が涼しく
感じることができます。

 

 

 

 

 

これは高気密高断熱住宅に
限らず、冷房期には冷気が
下に溜まりやすくなる
傾向にあるので、
サーキュレーターがとても
有効です。

 

 

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扇風機では遠くに届かないので
サーキュレーターが有効です。

 

 

 

 

このサーキュレーターの
風で怠け者の下に溜まりがちな
冷気を下向きに叩きつけたり、
遠くへ送ってあげることが
とても有効です。

 

 

 

 

叩きつけるとは冷気が
ふわっと上がるので
叩きつけるという表現
を使いました。

 

 

 

 

今度の見学会ではこうした
所もご覧いただけるように
準備していきます。

 

 

 

【お客様の家見学会情報】

 

 

 

 

一度試してみてください。

 

 

 

 

 

また、高気密高断熱住宅の
場合、むしろエアコンの温度は
下げすぎない方が
冷気は室内全体に
広がりやすいのです。

 

 

 

高気密高断熱住宅の
冷房、暖房の空気の流れを
研究されている東大の前教授
にこの辺りのことも教えて
いただきました。

 

 

 

 

意外とこうしたことは
知られていないので
とても驚きだったのですが、
つい最近まで私も知りませんでしたし、
エアコン屋さんでも知りません。
ハウスメーカーでも
工務店でも知らない事実だった
のです。

 

 

 

 

こうした研究を前教授をはじめ、
大学教授から一部の
設計士、工務店にしか
知らされていませんので
ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

とても重要な事実です。

 

 

 

 

 

 

エアコンの温度を28℃くらいで
回していただいたほうが、空気は
軽いので全体に冷気が
行きわたりやすいのです。

 

 

 

 

 

 

このときにもう少し涼しく
したい場合は、エアコンの
風量を「強」にしてください。

 

 

 

 

 

 

その方が冷気が全体に
行き渡りやすいです。

 

 

 

 

 

 

こうした原理は東大の前教授に
教えていただいた冷気、
暖気の動き方を参考に
実際に自宅で試して
お伝えさせていただいております。

 

 

 

 

 

このときに温度を下げすぎて
しまうと冷気が下に溜まって
動かなくなり、全体に冷気が
行きわたらなくなります。

 

 

 

 

 

これでは冷房が効かない
状態におちいってしまい、
快適な状態を保てなくなります。

 

 

 

 

 

 

一部の床面のみが冷たくて
他の部屋や顔付近の温度は
涼しくならないので
快適さを保てなくなります。

 

 

 

 

 

空気は怠け者と考えてください。
特に冷気は重たくて
動かないのでこうした
対策が必要です。

 

 

 

 

 

このような原理をご理解
いただいてエアコンを上手に
使っていただいています。

 

 

 

 

 

 

また、UA値0.46 C値0.3
グレードの建物ですと、
エアコンの容量を小さく出来ます。

 

 

 

 

 

 

エアコン屋さんでLDK何畳ですか?
と聞かれ20畳ですと答えたと
します。するとエアコン屋さんは
24畳くらいのエアコンを勧めて
来ます。24畳のエアコンを
設置すると初期投資もかかりますし、
ランニングコストもかかります。

 

 

 

 

 

 

LDKに設置するエアコン
床置きエアコンを使用する場合、
弊社では14畳タイプを設置
していますが、
十分すぎるくらいです。

 

 

 

 

 

計算上では8畳タイプでも
十分に効きます。

 

 

 

 

 

それくらい気密性と断熱性の
良い建物はエアコンが効くので
光熱費、初期投資を
抑えることができます。

 

 

 

 

 

 

部屋が仕切られている住宅の
場合、弊社でも最近の試みとして
全館空調をお勧めするケースも
あります。

 

 

 

 

 

 

ここ最近では全館空調に
全熱の熱交換機
(第1種全熱交換機の換気扇)を
組み込み、更に熱のロスを
抑えることのできる商品の
取り扱いを始めました。

 

 

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この全熱の熱交換機換気扇の
良いところは、通常の温度
(顕熱)だけでなく、蒸気
(潜熱)も回収し、新鮮な
空気に湿気を乗せることが
できるので冬場乾燥しがちな
室内の空気の湿度を40%~
45%に上げることができる
ということです。

 

 

 

 

どうしても高気密高断熱の
住まいは冬場に過乾燥に
なります。湿度が20%~30%
になります。その時には
弊社では大きい気化式の
加湿器を導入していただいて
いました。

 

 

 

 

 

 

 

ただこちらはダクト工事が
必要になり、更に全熱の
熱交換機を新たに設置する
必要があります。
コストも上がります。

 

 

 

 

 

 

弊社のショールーム
採用し、今後皆様にご提供
できるようにしていきたいと
考えておりますので
詳しくは見学会の時にも
お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

ショールームのオープンは
9月~10月くらいを予定
しております。

 

 

 

【お客様の家見学会情報】